toneclub’s diary

こんにちは。高校一年でギターを始めずっとプレイヤーとして40年以上弾いてきました。

上越戸野目町屋プロジェクトに参加して

 上越市雁木通りの戸野目町屋プロジェクトに参加しました。

 

当然、ギターショップとして。

 

車に載せられるだけアコースティックギターを積み込んで。

 

町屋再生プロジェクトですから、ここはやっぱりアコースティックギターだと勝手に判断しての参加です。

 

楽しかった。

初めて出会う人達。


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雁木通りを再生したいという気持ちに触れ、とても感慨深い時間を過ごさせてもらいました。

 

町屋という歴史的建造物。

現在の赤裸々な状況をそのまま肌で感じることが出来たことに心から感謝しました。

 

戦前の建物、上越の雪に何十年も耐えてきたその堅牢な構造。

 

今では考えられないような木材を使った梁。

 

日本古来の建築技術は素晴らしいものだとおもいました。

 

木は生きています。

たとえ何十年何百年経過したとしても。

 

現在の建築材料は、輸入材を接着剤で幾重にも貼り合わせたものがほとんどです。

 

でも、この町屋の骨組みは、木が生えていたそのままの状態を、たとえ材が曲がっていたとしてもその材の癖を、そのまま活かしながらほぞを組む。

 

戦前の建物には職人の心意気が感じられます。

 

楽器、ギターも同じです。

 

昭和の時代に試行錯誤を繰り返しながらギターを製造していた時代。

 

今はなきメーカーのギター。

当時では当たり前だった材は、今では輸入できないものも沢山あります。


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当時の職人さんの気持ちがこもったギター。

 

長い年月を経て乾燥が進んだことと、弾かれ続けてきたことで音を覚えたギター達は素晴らしい音を奏でてくれます。

 

今回、参加させて頂いたことに心から感謝します。

名前は出しませんが、お会いできたことを、とても嬉しく思っています。

ありがとうございました。