toneclub’s diary

こんにちは。高校一年でギターを始めずっとプレイヤーとして40年以上弾いてきました。

グレコSE800スーパーサウンド


f:id:toneclub:20211210094540j:imageグレコSE800スーパーサウンド

 

このギターは、正直素晴らしいと思います。

1976年式ということで、もう半世紀を経過してなお、その作りの良さには驚くばかりです。

 

ネック、ボディ、電装系。

全てが職人の意気込みが感じられる作りのギターです。

 

電装系について、ピックガードを開けて思わず「おお!」っと唸ってしまいました。

ピックアップを埋めるザグリ、その下に敷き詰めてあるザグリに沿って型どった真鍮製(だと思います。)の板そのまま貼り付けてあります。
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ノイズ対策にしても、こんな仕様のギターは見たことがありません。

 

おまけに、ピックガード裏全面に貼られたアルミシート
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これは、純正での仕様です。

決して後から貼ったものではありません。

配線についても、しっかりした太い配線を使っています。

ピックアップはグレコ純正PU100

とにかく、ハイパワーで乾いた感じの素晴らしいサウンドです。

 

スイッチは3段で、当時のグレコに使われていた独特の配線によるスイッチ。


f:id:toneclub:20211210100648j:imageポットも配線も、流石だなーと思わせる仕様です。

残念ながら経年によりガリがあったため、交換しました。

 

ネックは全く、本当に全く問題ないくらいほぼストレート。

ロッド調整ってなに?ってギターに言われてるようでした。

ネックシェイプは緩やかなVシェイプ。

握った感じはやや細め。


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ペグはグレコDELUXE刻印入りのクルーソンタイプ。

ブリッジは、6点止めシンクロナイズド・トレモロタイプ。

サテインブロックもS,T,C,B MADE IN JAPANの刻印入り。

当初から5本全てトレモロバネが装着されてます。f:id:toneclub:20211210102051j:imageジミヘンの画像を見てた時、この5本バネが凄く印象的だったのを覚えています。

 

最近のストラトキャスターは、3本が多いような気交していたので、ここにも当時の職人のこだわりと堅牢感、ユーザーからすれば安心感を感じました。

 

塗装は、ラッカーフィニッシュ

ボディ アルダー(サンバーストカタログ記載)

当時80000円の定価です。

いま、このようなギターを新品で買うとなればいくらになるのか?と思ってしまいます。