toneclub’s diary

こんにちは。高校一年でギターを始めずっとプレイヤーとして40年以上弾いてきました。

モラレス MJ25 全音

 この手のギブソンJ45コピーモデルに言えることは、得てして 音の「硬さ」を個人的には感じる。

 

最近弾いていたエピフォンのAJ-100VSと、チャキギターの時も同じ感じだった。

 

個人的にJ45を弾いた感じは、ジャキジャキ感の中に丸い温もりを感じる音。

 

なにがそう感じさせるのか?

 

トップの単板と合板の違いか?

 

それにしてもチャキは単板だった。

 

 

材質の違いか?

 

マホガニーやローズウッドを多用しているからか?

 

トップはどれもスプルース。

 

マーチンだって同様。

 

何が違うのか・・・・・。

 

 

今回のこのモラレス。

 

結構というか、本気で気に入った。

 

ジャキジャキ間の中に温もりを感じる音。

 

J45とは違う、モラレス独自の音。

 

作りも丁寧で、エピフォンとは全く似て異なるもの。

 

 

 

 

 

雁木通りに魅せられて

高田の雁木通りに魅せられて
何度も通った上越

ただ、冬の雪を経験したことがありません。

元々、寛文6年(1665年)の豪雪時な大地震で壊滅的被害を受けた折に家々の道路に面する庇を伸ばし連続させたことから今の雁木通りが形成されたということです。

また、町屋自体が大雪時の雪囲いとなり、シェルターとしての機能も備えている。

雁木の成立の背景には、また全体に拡がる共同体的合意があったと考えられる。

引用 「町屋の活用促進に関する調査報告書 町屋の改修編(平成31年2月 一般社団法人 新潟県建築士会)」より。

といった、豪雪地帯だからこそという歴史的背景があるにも関わらず、恥ずかしながら雪を知りません。

春から秋に渡り訪問時には、必ず目にする道路脇のガードレールの所々に立てられたポール。

明らかに違和感を感じるポール。

目測で見ても3メートルはあるでしょうか。

「あれが無いとどこにガードレールがあるのか分からないのよ。」と知人から初めて聞かされた時は、大変驚きました。

豪雪地帯とはこういうものか.........。

今回12月中旬天気予報では、日本海側を中心にした寒波と大雪が予想されるという予報の中、実際にどうなんだろう.......と、車を走らせました。

上信越道信濃町から上越高田インターまで、冬用タイヤ規制、ドキドキしながらハンドルを握っていました。

何事もなく、妙高SA付近に差し掛かった時、突然路面が真っ白となり、固く凍った路面からガタガタと車全体に伝わる振動。
明らかに急ブレーキ、急ハンドルといった急のつく運転は危険だという感覚。

それまでの快適なドライブから一転、突然の圧着され凍った雪道に若干のパニック感を覚え、後悔の気持ちが湧き上がってきました。

「だから言わんこっちゃない」。
と、知人に叱責されてる声が遠くで聞こえてきました。

冷静に、沈着冷静に.......。

 

続く

Gabanギャバン レスポール カスタム


f:id:toneclub:20211210105052j:image1972年~'74年の3年間のみ販売された福原楽器がプロデュースし、春日楽器製造のエレキギター工場で製造し、販売は東海楽器が行っていた。

春日楽器のGanson ブランドと殆ど仕様が共通しているモデルも存在する。

Ganson(春日楽器のエレキギター工場 所在地 岐阜県岩村町)の音読み

当時('73)の東海楽器のカタログにもGabanブランで掲載されています。

上位機種FLG1000 は、取付部品全てギブソン純正品

兼価版にはボルトオンネックもある。


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当時は、エレキギターの音云々というより、持つこと自体で良かった時代。

ガロ(学生街の喫茶店)の日高 富明氏をアドバイザーとして、本家ギブソンの完全コピーに拘って製作された。

ピックアップ (MAXON)

ペグはロトマチック

ネック指板ローズウッド


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第一印象は、結構重い。

この当時のレスポールは、どうしてもビザールギターのイメージがあるので、そんな感じかな.........と思っていました。


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とりあえず、アンプに繋いで弾いてみました。

あくまで個人的感想ですが、

なんというか、個体にもよりますが、抜けた感じは.........。

ピックアップにもよるのかもしれませんが、リアピックアップに切り替えてもレスポール独特のあのハンバッカーのシャープとは違います。

 

かと言って、フロントピックアップに切り替えて図太い感じが出るかというと.........。

 

なにか、モコモコ感が否めません。

ボディ自体も、塗装から判断して何層かになっているように見えます。

 

これは、レスポールだと思って弾かなければ、これはこれで面白いギターだと思いました。


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グレコSE800スーパーサウンド


f:id:toneclub:20211210094540j:imageグレコSE800スーパーサウンド

 

このギターは、正直素晴らしいと思います。

1976年式ということで、もう半世紀を経過してなお、その作りの良さには驚くばかりです。

 

ネック、ボディ、電装系。

全てが職人の意気込みが感じられる作りのギターです。

 

電装系について、ピックガードを開けて思わず「おお!」っと唸ってしまいました。

ピックアップを埋めるザグリ、その下に敷き詰めてあるザグリに沿って型どった真鍮製(だと思います。)の板そのまま貼り付けてあります。
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ノイズ対策にしても、こんな仕様のギターは見たことがありません。

 

おまけに、ピックガード裏全面に貼られたアルミシート
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これは、純正での仕様です。

決して後から貼ったものではありません。

配線についても、しっかりした太い配線を使っています。

ピックアップはグレコ純正PU100

とにかく、ハイパワーで乾いた感じの素晴らしいサウンドです。

 

スイッチは3段で、当時のグレコに使われていた独特の配線によるスイッチ。


f:id:toneclub:20211210100648j:imageポットも配線も、流石だなーと思わせる仕様です。

残念ながら経年によりガリがあったため、交換しました。

 

ネックは全く、本当に全く問題ないくらいほぼストレート。

ロッド調整ってなに?ってギターに言われてるようでした。

ネックシェイプは緩やかなVシェイプ。

握った感じはやや細め。


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ペグはグレコDELUXE刻印入りのクルーソンタイプ。

ブリッジは、6点止めシンクロナイズド・トレモロタイプ。

サテインブロックもS,T,C,B MADE IN JAPANの刻印入り。

当初から5本全てトレモロバネが装着されてます。f:id:toneclub:20211210102051j:imageジミヘンの画像を見てた時、この5本バネが凄く印象的だったのを覚えています。

 

最近のストラトキャスターは、3本が多いような気交していたので、ここにも当時の職人のこだわりと堅牢感、ユーザーからすれば安心感を感じました。

 

塗装は、ラッカーフィニッシュ

ボディ アルダー(サンバーストカタログ記載)

当時80000円の定価です。

いま、このようなギターを新品で買うとなればいくらになるのか?と思ってしまいます。

 

 

 

 

フェルナンデス石ロゴアコースティックギター

初めて見ました。

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フェルナンデス石ロゴ期のアコースティックギターです。

ネックに白濁が多くありますが、他はほとんど年式のわりには、状態はいいと思います。


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W-200当時20000円の定価です。

カタログを見ると


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こんな感じで

トップ えぞ松

サイド オバンコール

バック オバンコール

ネック ナトー

指板 ローズウッド

となってます。

 

オバンコール材というのは、知らなかったんですが、主にギターのサイド&バック、指板、ブリッジに使われるインディアンローズウッドに木目と音質が近い材とのこと。

 

ローズウッドよりも価格がやや安いと。

 

Taylorが使ってるらしいのですが、木目の色がローズウッドより明るいらしいです。

 

このギターは、塗装で明るいかどうかはわかりませんが。
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音は乾いた感じられるでとても良い音ですね。

 

弦高も調整で

6弦12フレットで約2・7mm

1弦12フレットで約2・2mm

弾きやすいです。

 

ギター塗装について

ギター塗装は難しいですね。

 

何回挑戦しても思う通りには吹き付けできません。

 

塗装の吹き付け加減が分からず、垂れている部分がどうしても出てしまいます。

 

加減しながら丁寧に吹いていても、薄くなってしまう箇所も垂れてくる箇所もやっぱりあります。

 

液体を吹き付けるわけですから、なかなか思う通りにはいきません。

 

しかし、自分が良いと思うギターのボディ色を出すためにはこの工程を抜きにするわけにはいきません。

 

一つ一つ失敗を繰り返すことで経験から学ぶことが沢山あります。

 

いつも、塗装するときは胸が時めきます。

 

なぜでしょう。

 

マスキングをしっかりしなければとんでもないことになると、自分に言い聞かせ早く気持ちを押し殺し、深呼吸しながら吹き付けています。