雁木通りに魅せられて
高田の雁木通りに魅せられて
何度も通った上越。
ただ、冬の雪を経験したことがありません。
元々、寛文6年(1665年)の豪雪時な大地震で壊滅的被害を受けた折に家々の道路に面する庇を伸ばし連続させたことから今の雁木通りが形成されたということです。
また、町屋自体が大雪時の雪囲いとなり、シェルターとしての機能も備えている。
雁木の成立の背景には、また全体に拡がる共同体的合意があったと考えられる。
引用 「町屋の活用促進に関する調査報告書 町屋の改修編(平成31年2月 一般社団法人 新潟県建築士会)」より。
といった、豪雪地帯だからこそという歴史的背景があるにも関わらず、恥ずかしながら雪を知りません。
春から秋に渡り訪問時には、必ず目にする道路脇のガードレールの所々に立てられたポール。
明らかに違和感を感じるポール。
目測で見ても3メートルはあるでしょうか。
「あれが無いとどこにガードレールがあるのか分からないのよ。」と知人から初めて聞かされた時は、大変驚きました。
豪雪地帯とはこういうものか.........。
今回12月中旬天気予報では、日本海側を中心にした寒波と大雪が予想されるという予報の中、実際にどうなんだろう.......と、車を走らせました。
上信越道、信濃町から上越高田インターまで、冬用タイヤ規制、ドキドキしながらハンドルを握っていました。
何事もなく、妙高SA付近に差し掛かった時、突然路面が真っ白となり、固く凍った路面からガタガタと車全体に伝わる振動。
明らかに急ブレーキ、急ハンドルといった急のつく運転は危険だという感覚。
それまでの快適なドライブから一転、突然の圧着され凍った雪道に若干のパニック感を覚え、後悔の気持ちが湧き上がってきました。
「だから言わんこっちゃない」。
と、知人に叱責されてる声が遠くで聞こえてきました。
冷静に、沈着冷静に.......。
続く